今回は、私が経験したモラハラについて、書いていこうと思います。
モラハラって、周りからは気付かれないというか、境界線が結構微妙でわかりにくいものだったりまします。
ゆえに、
「私が少し我慢すれば・・・」
「他にいいところもあるし・・・」
「きっと変わってくれる・・・」
とまるで呪文のような呪いを自分自身がかけてしまうところがあります。
モラハラ経験者同士で話すと、“そうそう!”となることも、モラハラを経験したことのない人に話を聞いてもらうとまず120%、
「え?それはおかしい!!!」
「え?それはやばいよ!!!」
「え?普通の感覚じゃないよ!大丈夫!?」
となります。え?が付いているのがポイントで、もはや理解に苦しむレベルだそうです。
そうなんですよね。普通ではない感覚を長年かけて刷り込まれてくると、それを普通の感覚として錯覚してしまうのですね・・・。
まさに私がそうでした。
親友や友人、自治体に相談したところ、
「明らかにおかしい点がいくつもある」
ことに気付いたのです。
私のターニングポイントは自治体の相談員さんにそう言われた時でした。
ここから本格的に動き始めました。
ということで今回は、現在モラハラを受けている人に向けて書いていこうと思います。
「誰にも相談できない」
「動きたい気持ちはあるけど何からしていいのかわからない」
「気持ちが張り裂けそう」
寝ても覚めても離婚がよぎる、ついにはすがる想いで旦那デスノートに書き込みをしてしまう(過去の私です・・・)そんな人にぜひ読んでほしいなと思います。
私自身が長い間経験したから、これはぜひとも誰かに伝えたいという想いで書きます。
モラハラ対策におすすめのサイト
私が受けているのがモラハラだと確信した時、書籍を読み漁ったり、検索をかけまくっていた時期があります。
その時期に見つけたこちらのブログ。
離れられない『モラハラ』『身近な人からの攻撃』対処の超裏技! (ameblo.jp)
私が検索していたのはもう3年以上前になりますがこの方は今も継続してブログを書き続けているんですね。ありがたい。
私は離婚を選択しましたが、この方のブログでは「モラハラと共存する方法」が書かれています。
ここがポイントかなと思います。
モラハラに気付いて、辛くて辛くて仕方がない、どうにかして離れたい!
こんな想いに陥ってしまうとここから脱出するのは環境を変えるか、自分のマインドを変えるかの2択。
相手を変えるというのは至難の業であり、特にモラハラ気質の夫はなかなか、というかまず変わらなかったです。
おそらく、皆さんもいろいろ試してみて、試行錯誤しながら、心をすり減らしながらここまでやってきている状態かと思います。
押したら崩れ落ちてしまいそうな、そんな精神状態。
でも、お子さんがいる方はそう落ち込んでもいられないでしょうし、毎日やることは溜まるばかり・・・。
きっと負のループにハマってしまって、そこから抜け出せない状態ではないでしょうか。(まさに過去の私に語りかけています)
そんな中で考えることは次の順序かと思います。
①このまま耐える
↓無理
②相談する
↓行動を決める
③別居/離婚に向けて動く
この、①このまま耐える、の段階で私は相手をありのまま許していたのですね。
そうです。改善策は効かないのだと、彼を許すしか方法はないのだと、諦めていたのです。
共存の方法は正直、耐えるところも引き続きあると思いますし、私もすべて実践したわけではないので実績は伴いませんが、まず第一段階として、「まだどこかで夫を信じている」というマインドの人は試す価値ありだと思います。
とにかくぶつかってみて、(※身体的DVの可能性がある人は命を最優先で!!)それでもこの人は変わらないと確信したら、相談をするステップに入ります。
この段階では、
・親友や友人で口の堅い人
・役所などの相談窓口
に相談してみることをおすすめします。
ここでできれば、夫側の友人の奥さんなどで仲の良い人がいれば相談してみるのもおすすめです。
私にもそういう存在の人がいたのですが、もう、情報がどこから漏れても困るという段階でしたので相談できる状態ではなく、それは後悔しています。
私の場合、別居当時にすぐさま連絡をくれて、「なんで相談してくれなかったの~?涙」と言ってくれてとても親身になってくれました。
夫側の友人だと、夫側に付いてしまうことが多いと思いますが、その奥さんとなると結構客観的に見てくれることもあるのだなと、私の経験談です。
(当時を経て、その奥さんとは今でも大好きで仲良くしています)
モラハラを受けている人におすすめの書籍
少し段階が進むと、モラハラと共存することが本格的に辛くなります。
何度考えてもよぎるのは“離れる”こと。
どうにか離れる方向に進みたい・・・
でないと心が壊れてしまう・・・
そんな気持ちが強くなっている人におすすめの書籍はこちらです。
https://amzn.asia/d/bsepS85
「モラル・ハラスメント」のすべて 夫の支配から逃れるための実践ガイド (こころライブラリー)
本田 りえ (著), 露木 肇子 (著), 熊谷 早智子 (著)
この本を読み進めていた当時は精神的に結構きつかったことを思い出しますが、もう、この本にすべて書いてあります。なにより具体的なステップが。もはやモラハラから逃げるためのトリセツです!
離れたいけど、怖いと思っている人から離れるにはどうしたらよいのか。
少しでもこの気持ちが気付かれるようなことがあれば、また怒鳴られるのではないだろうか。
絶対にこの本は見つかってはいけない。そんな気持ちで、夫のいない隙にコソコソ読み進めました。(といっても目から鱗情報が多く、なるほど連発で夫が仕事に行っている間に一気読みして、自分の服などが入ったクローゼットの自分の服の中に包んで隠した記憶があります)
相談して、話し合いができれば一番いいのです。当たり前ですが。
でも、何度もチャレンジして、何度も心を折られて、何度も怒鳴られて・・・もう気力がないというか、この人には逆らえないと悟ったのです。
そのタイミングで読みあさりましたね。この本はまず絶対に読んでおいて損はないです。(なんの回しものでもありませんがとってもおすすめ!)
もう一つはこちら
https://amzn.asia/d/1oPJl4l
カウンセラーが語るモラルハラスメント―人生を自分の手に取りもどすためにできること
谷本 惠美 (著)
こちらはカウンセラー目線での優しい言葉が並べられています。
こちらは参考程度に読んでおくのもおすすめです。
私が何度も繰り返し読んだのはこの2冊で、今でもお守り的に持っています。
この時の感情は忘れたくても忘れられないものですが、これから強く生きていくためにも、この時気力と体力を存分に使って行動したことを忘れてはならないと思っています。
モラハラって増えているようで、友人にも相談されることが多いのですが、そんな友人にもおすすめしています。
藁にもすがる思いで、ぜひ読んでみてください。
自治体の窓口に相談
冒頭でも少し書きましたが、実際に行動を起こす前にしたことが、自治体の窓口に相談すること。
私が住んでいた地域では、相談員さんも配置されていて、時間を取って話を聞いてくれました。
話しながら泣けてきてしまって、ベビーカーで寝た子どもを連れて何度か通いました。
夫には買い物と言って出かけたのですが、絶対来るはずもないのに毎回ヒヤヒヤしていました。
不思議と、相談に行って心が決まってくると、その日は夫が優しかったり、何度も心が揺れたことを思い出します。
でも、ふとした瞬間に思い出す、あのモラハラ攻撃。罵声の数々。
心が決まるまで少し時間はかかりましたが、喧嘩は多かったのでそのタイミングは相談から割とすぐに訪れましたね。
と、こんな感じで、モラハラに悩んでいる時って、悩みながらも毎日やることは沢山。特に仕事や子育てをして時間に余裕がないとなかなか考える時間も取れず、モヤモヤしたままの毎日を送ることになります。
そんな中で、自分一人で抱え込むのではなく、書籍の言葉や実際の言葉に耳を傾けてみると、驚くほど頭の中が整理できるのですね。
これは実体験なので、まず行動するかどうか迷っている段階だとしてもなんらかの方法を試す価値はあります。
沢山情報を取ってみて、やっぱりやり直したいと思うこともあるだろうし、やっぱり無理!と改めて気付くこともあると思います。
あとは家計の問題さえクリアできたら、もう心を決めるのみ。
子どもの問題、家計の問題など色々ありますが、行動していけばなんとかなりますし、実際なんとかなっています。
これが、今悩んでいる人に届くことを願ってやまないです。